2011年5月17日火曜日

NEWアイテム紹介!


徐々に気温も上昇
陽射しも感じるようになりました
少し歩けば冷たい飲み物が欲しくなる時期ですね
メニューを見ると魚介系を使ったお料理も並び始めたことですし
キリッと冷えた白ワインでも…
そこで今私が押しに押すこのアイテム
イタリア・マルケ州
2009 チプレア 
    (サン・サヴィーノ)

伝統ある土着品種
ぺコリーノ100%
柑橘類の熟した香りにハーブのような爽やかさも加わって
スッキリと喉を潤します

嫌みなくお料理に寄り添うので決して飲み飽きることはありません
気が付けば2人で1本空いちゃった
なんてお客様も続出です!
実は私も既に自宅のセラーに待機させていますが
きっと開ければ1時間とかからずに空けてしまうのでしょう
皆さんにはぜひシェフのお料理でじっくり試していただきたい
(ちなみにこの写真のボトルは不運にも私に飲まれてしまう運命の1本です)

miki

2011年5月4日水曜日

ご了承ください

今日は少し真面目なお話
と言うよりもある意味お願いでもあります
現在 当店であの美味しいベルコリーヌのバケットを召し上がっていただくのに
バターでなくオリーブオイルをお出ししています
フレンチビストロのラ・ターシュとしましてはいささか不本意なところ
その理由はバターの確保が困難になったため
それではなぜそんな事態になってしまったのかを知る必要がありますね
パソコンを開いて自分でも再認識してみようと今回このブログに書いてみました

まずはその根本原因から
1)昨年来からの飼料価格の高騰
2)昨年の猛暑での牛の体調不良からおこる乳量の大幅減少
3)世界的規模でみた場合でもオーストラリアの干ばつなどによる生乳不足
  従って世界的にも生乳・乳製品の価格高騰

これらを理解できない訳ではないけれど 震災後牛乳などの店頭への品ぞろえは戻ってきているように思いますよね
ところがバターに関しては生乳買い取り価格が最も安く 消費期限が他に比べて長いため
需給の調整弁として白羽の矢がたったと言ううことらしいのです
大手スーパーなどには並べる事が出来たとしても 大量にストックできない小さな個人店にしわ寄せがきているというわけです
フランス料理の命とも言うべきこのバターはしばらくの間お料理・デザート専用として
大事に扱っていくこととなります
ご了承ください
ただわずかな光も見えてきました
私が検索した資料の最後には
”5月より農水省はついに乳業大手にバター増産要請”の文章が
この言葉に私たちも期待しましょう

miki