2012年8月2日木曜日

サンク・アロマ夏のスぺシャリテコース

間もなくスタートの期間限定の夏のメニューをご覧ください

 杉田農園育ち・青トマトのガスパチョとクルトン

夏のコースのスタートを飾る涼やかな器に

ガスパチョ・・・・・・?

赤くない・・・・???青いガスパチョ!!

そうです  無農薬で育てられた川崎・宮前平・杉田農園の青トマトがベースです

その他セロリ、キュウリと共に味のバランス・食感を大事にしながら

少しアクセントに辛味を秘めたクルトンを乗せて

外気の温度で気だるい身体がこちらで少しだけ引き締まるはず


宮崎産岩ガキのラヴィオリ
  タイム風味のじゃが芋のクーリーに浮かべて

このお皿には色は2色でも美味なる要素は種類

口当たり滑らかな白いじゃが芋のクーリーに

優しく香るタイム

一口ラヴィオリに包まれた岩ガキが入れば

想像以上の相乗効果で全ての味わいが増幅されます

今までにない岩ガキの仕立てに名残惜しさを感じさせるボリュームですが

コースの前半という事でどうぞご勘弁を

川俣シャモ・手長エビのガランティーヌのクロッカン
             バスク風ピぺラードと共に

温製前菜は一転して目に飛び込んでくる赤いソース

野菜の甘みと程よい酸味のトマトベースの

ピぺラードでお楽しみ頂きます

香ばしい焼き上がりのパートフィロの中にはシャモと手長エビ

それぞれが持つ特長と美味しさを引き出しながら、交互にも同時にも味わえる

少し欲張りなお皿となりました

共に元々上品かつしっかりとしたコクを持つ食材ですから

これに合わせるワインにはしっかり熟して負けないようにコクを身に付けた

ボルドーの白ワインもここではおススメです

 長崎・五島産 鱧と蛤のフリット
               枝豆のニョッキ添え

お魚料理の主役は

繊細な身質に濃厚な風味

この季節ならではの海の幸

その鱧をしっかりと支える大きな存在は””でしょう

淡いグリーンのソースのベースにはその深い味わいが抽出されています

ビールのお供の定番=枝豆も ここでは色合いと食感の違いを楽しんで頂くための

重要な役割を担って”ニョッキ”と形を変えました

こればかりはビールではなくやはりお相手はクリアな白ワインでお願いします

リー・ド・ヴォーとごぼうのフリカッセ
                  タプナードソース

仔牛の胸腺肉のリー・ド・ヴォー

成牛になるとその姿を消してしまう部位



このとても淡白な味わいと柔らかな口当たりは他の部位(特に同じ内臓に属するもの)

には消して見られません

今回はフォン・ド・ヴォーをベースにオリーヴを使ったタップナードソースをよりコク豊かに

艶やかなものに仕上げたソース

ごぼうと共に軽くポワレしたリー・ド・ヴォーにこのソースをしっかりと絡め

大きく包み込むことでその美味しさが十分に発揮されます

夏のコースではありますが主菜・肉料理のポジションに相応しく

ボルドーの古酒を強く呼び寄せています


桃のコンポートとヴァニラのパルフェ
             ブルーベリージャムを添えて

この桃の大きさは誰もが憧れるところ

ふくよかな甘みが口の中でほどけるように

優しく溶けていきます

それを際立たせるブルーベリーの濃度があるかと思えば

いつまでも桃の余韻を楽しませてくれるヴァニラの香り

メインまでの高揚した気分をとても落ち着かせてくれる癒し系のデセールです

フルーツリキュールをお勧めしたいところですが

ここは紅茶の方がどうやらピッタリ寄り添ってくれそうですね


オリンピックで特に暑い夏になっておりますが

こちらのコースでより思い出深い夏になって頂ければと思います

ご予約お待ちしております

サンク・アロマ  片岡